磯のグレ釣りが好きな大分の釣り師、池永祐二。2006年からの“磯にはいつも夢がある”を継いでいるブログです。還暦を過ぎ、現役から一歩退いた形になりましたが、釣行記や趣味としての鳥見などを主体に、自然の素晴らしさを記録しています。
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台湾にはテナガエビなどの釣り堀が各所にあり、庶民的な釣り文化とエビ釣りの観光としての人気を誇っています。マイロッドと仕掛けやエサを持ち込める場所もありますが、日本人の観光目的では、お金だけ持っていれば釣りが出来ます。但し、エビが釣れた時に少しだけ水滴が掛るので、水濡れしても良い服装・履物などは必要です。

殆どの釣り堀は24時間営業なので、暑い日中よりは夕方や夜間がお勧め。私達が釣ったのは3月4日17時頃からの3時間で、この時には蚊は居なかったようです。

ちなみに料金は1時間・2時間・3時間などが設定されており、300元~700元くらい、この当時のレートで円は約4倍だったから、1200円から3000円くらいの料金で、時間超過は超過料金が発生します。受付で時間に応じた料金を払い、竿一式・スカリ・エサなどをもらって釣り始めます。

この時に大切なことは、タナをきっちりと合わせる事。渡された竿一式に付いている仕掛けは、基本的にはタナに合っているものの、しっかり狙う意味では竿を釣り堀に立てて水深を測り、ハリスの短いハリを底一杯・長い方は底ずらしになっても構わない程度に合せたら、椅子に座って釣りを始めます。

釣り堀は四角いコンクリートで作られており、水深は60^70㎝くらいでしょうか?各所で水が噴き出す様になっていますが、たぶん、コンクリートの底から塩ビ管が10~20㎝くらい立ち上がっている構造だと推測します。

放流されたエビが拠り所にしているのは、規則的に設置された塩ビ管の周囲、あとは底と壁の継ぎ目である、釣り座のすぐ下のコンクリート壁の際だと推測します。これで仕掛けの投入場所が大まかに決まります。

川に生息するテナガエビは、基本的に一ヶ所に滞在して流れてくるエサを待ちます。彼らは積極的に動いてエサを探すより、待つタイプでのエサの捕食をおこないます。何かが体に触ったりすると、身をよじって長いはさみで捕まえて食べ物かどうか確認する行動をとります。よって、エサを動かしてエビの体に触れさせましょう。

エサと判断した場合、近くに他のエビが居るとエサの横取りを防止するために、エサを持ったまま仲間から離れて逃げる行動を行います。この動作によってウキが動いて移動していきます。移動している時は横取りされない場所に移動中なので、合わせるのはNG! 少しだけ抵抗を与えながら移動させていると止まります。止まったら抵抗を与えるのを止めます。

他のエビが追って来なかったり、安全に食べられると思ったら掴んでいたエサを口に運びます。喰わせるために抵抗を与えないのです。彼らはゆっくりとエサを口に運んで、エサであることを確認しながら食べ始めるのです。

ウキが止まったら5秒位無抵抗にした後、ジヮーッと訊いてみます。ウキが動かずに斜めになったら喰っています。もう一度無抵抗にすると、斜めになっていたウキが元に戻ります。再び5秒ほど待って訊いてみましょう。ウキが同じ様になったらピシッと手首を返して合せます。

これで掛らなければ、5秒の無抵抗と訊く動作を3回ないし4回まで増やすと、その日のエビの食欲に応じてアワセのタイミングを計る事が出来ます。

釣れたら抜き上げてエビを掴みますが、エビのハサミで反撃を食らいます。少し痛い程度ですが、怪我をする様な掴み方ではありません。後の処理を素早くするためにエビの爪を折って足元に捨て、エビをビクの中に入れると良いでしょう。

次の一匹をどの様に狙うか?私は釣り堀の中に50㎝四方の碁盤の目を描いて狙っていきましたが、効果が出たのは沖側と壁際や中間を交互に狙う方法でした。投入した地点から1mくらい訊きながらエサを動かして止める動作を繰り返すと、ほとんどの場合エビの反応が出ました。

あと、エサは乾燥エビを主体に使いました。乾燥エビの尻尾を切って針の大きさ分だけ付けてハリを隠します。エビがエサを掴んだ時に、ハリの硬い部分を掴まない様にするためです。彼らは硬いハリを掴んだ場合、エサではないと判断するからで、必ずエサの乾燥エビを掴むようにしました。よってレバーはハリに刺してハリが剥き出しになる事が多いので、あまり使いませんでした。

私には初めてのテナガエビ釣り。釣研FG台湾支部の方々から最初にレクチャーを受けましたが、その後は自分の考えを織り交ぜて3時間ほど釣りました。結果32匹の釣果で、現地の上手な一人の釣り師には負けましたが、ダントツの2番目の釣果でした。

また32匹の釣果の内、口にハリが掛かっていたのが30匹で、2匹だけ口近くの体にハリが掛かっていました。ハリは、がまかつのアマゴバリ5~6号に似ていました。また、アワセて掛からなかったりバレた回数は、合計10回位だったと思います。

釣れたテナガエビは洗って串に刺し、塩を振って焼いて食べられます。別料金を払えばいろんな料理にして食べられる所もあります。釣って食べられる観光なので、値段以上の価値があると私は思っています。

テナガエビは待ってエサを捕食する。こちらもアタリを待っていれば釣果が上がらないのは当然。台湾をはじめ東南アジアの観光でのテナガエビ釣りにお役立てください。

時間帯によっては待ち時間が発生することも・・

私の動きは訊く動作なのか?アワセの瞬間なのか?

瞬く間に時間が過ぎて行きました

ダブルで釣れたのは一回だけでした

エビのハサミで唇を掴まれましたが、少し痛い程度です

3時間で32匹と20匹くらいの釣果でした

最後は塩焼き、こんな感じで自分で焼いて食べられます


楽しいテナガエビ釣りを忘れないために、誰かの参考にして頂くためのアップ。

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