磯のグレ釣りが好きな大分の釣り師、池永祐二。2006年からの“磯にはいつも夢がある”を継いでいるブログです。還暦を過ぎ、現役から一歩退いた形になりましたが、釣行記や趣味としての鳥見などを主体に、自然の素晴らしさを記録しています。
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船が航行している時には客室に入る事

磯釣りで渡船に乗った場合、“航行している時”とは出港して磯に到着するまでと、回収して磯から港に帰り着くまでの、船の動きの時と解釈して欲しい。(緩めですが)

その他は、磯釣り客の上礁・離礁などで、3~4名くらいが手伝いの為に船のおもてに乗っている事は致し方ないので、私はこれらの人に注意はしません。

・・・

先日のG杯の予選リーグが終わって帰港する時、各渡船に分乗して帰途につきましたが、客室に乗った人達は私を含めて10名弱。他にも乗船してきたのですが、客室に入って来ないまま、船は巡航速度で港へと走り出しました。(約10㎞移動)

船長は客にはあまり注意をしません。⇦ 常連客や大口客には特に・・。

25人乗りの大型クラスの渡船で、航行中に船の甲板を行き来するのは危険なので、港内に入って減速した所で船のおもてに出てみると・・・

スタッフのテスターや報道関係者を合せ、8名くらいが船のおもてで談笑していたのです。私はその方々へ大声で厳しく注意しました。

その意味を今回はお教えします

海の上は波が安定していません。その中を航行する時に一番重要なのは船の安定です。渡船の様な小型の船はバラスト水を積みません。人や荷物を指定の場所に振り分けて船体の安定を保ちます。よって、船の定員は部位毎に決められているのです。

今回の事例では“おもて脚”になっています。船が速力を上げて航行している時にはさほど問題が無いのですが、ひとたび減速すると“おもて脚”によって、
 ① 舵が効きにくくなります。
 ② ブレーキ(スクリューを後退に入れる)が効きにくくなります。

何故だか分りますか?スクリューを回すと泡が沢山出ますよね。その泡は海水より軽いので海面近くに沢山あります。“おもて脚”の場合はスクリューや舵が、普段より上部になってしまいます。密度の濃い海水より密度の粗い空気が交じった海水では、舵もブレーキも効かなくなってしまうのです。

船や車は危険を感じたら減速したり進行方向を変えるのですが、この非常時に危険を回避する動きが“おもて脚”だと著しく鈍ってしまうのです。

船を“おもて脚”にしていた今回の約8名は、船や船長や客室に居た私達を危険な状態にしていた のです。知っていてやっていたなら言語道断!!

目安ですが、出港・帰港・それと3分以上航行時には客室待機。

写真の船と乗船者は数十秒の移動なので、この記事に抵触しません


皆さんんの中で、知らずにやっていた人が居たなら、今後しない様にお願いします!
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