磯のグレ釣りが好きな大分の釣り師、池永祐二。2006年からの“磯にはいつも夢がある”を継いでいるブログです。還暦を過ぎ、現役から一歩退いた形になりましたが、釣行記や趣味としての鳥見などを主体に、自然の素晴らしさを記録しています。
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昔から雨の後には鳥がやって来る。と言う言い伝えがありますが、何故?と聞いても論理的に説明できた先人に私は出会っていない。

これには二つの理由があって一つ目は渡り鳥の事。

渡り鳥が海を渡る時、向かい風は体力を消耗する割に飛ぶ距離は少ない。そんな事を太古からやって、子孫を残せるはずもなく淘汰される。反対に追い風で動いてきた個体は、生き延びる術を後世に伝え続けて現在に至っている。

よって、海を渡る鳥は追い風で渡るのが非常に多い。無風や微風などでも渡りますが、そんな鳥の数は少なく尚且つ近距離の渡りに限定される。

夏鳥が追い風で来る気圧配置は12日の午後からで、台湾付近から沖縄・九州にかけて南西の風が吹き始め、13日もほぼ同じ。この地域まで北上していた夏鳥達は、九州に到達します。九州に到達したら一日も有れば関西地方にも至ります。

低気圧が九州付近を通過すると、夏鳥たちはこの様な動きをします。低気圧が日本海を通る場合、低気圧が通過する前から夏鳥たちは北へと移動します。

冬鳥の場合は、寒冷前線が通った後に西高東低の気圧配置になって、北寄りの風となります。その追い風に乗って日本海や対馬海峡を渡って日本に来るのです。

夏も冬も低気圧や前線が通ると雨模様。その後から野鳥たちにとって追い風が吹く事が多いので、大挙して海を渡り、雨の後の私たちの目に留まるのです。

雨は目安でしかありません。追い風が吹くことなのです。そして陸上では追い風向かい風に関係なく、樹間や山谷を利用しながら移動出来るようになるのです。

二つ目となる雨の後に鳥が見られる理由は

留鳥やその地域に滞在している鳥たちが雨後に見られる事については、自分が濡れる・エサとなる虫達が動かない。よって雨の中でエサを探し回っても、体力が消耗する割に摂取カロリーが少ないという理由から、雨を出来るだけ受けずに待機しているのです。

雨があがると体力の消耗も少なくなる。虫たちも動き出す。よってエサを求めて鳥たちが動くので、私たちの目に留まるようになるのです。

二つ目の理由は雨と直接関係している事が判ると思います。

鳥見人に求められるのは天気図を読み取る知識と、自然界で野性が生きる術を理解すること。海釣りも同じですが、自分や仲間の命にもかかわるので、気象の知識に加え気象が海象に与える影響と、その後の予測迄読める事が重要です。

若い人たちに伝えたい。気象や海象は意識して勉強を継続して欲しい。

キビタキ、今年は未だ確認していないけど13日が楽しみ

オオルリ、昨年の今頃はあちらこちらに来ていた

コマドリ、今日は通過個体の鳴き声を2羽ほど聞いた


写真は過去の分。今は夏鳥が少なめですが、13日以降は一気に増えるでしょう。
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