磯のグレ釣りが好きな大分の釣り師、池永祐二。2006年からの“磯にはいつも夢がある”を継いでいるブログです。還暦を過ぎ、現役から一歩退いた形になりましたが、釣行記や趣味としての鳥見などを主体に、自然の素晴らしさを記録しています。
8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16.
早朝はヤマセミ基地に3人で入って撮影。

カワセミ・ヤマセミ・ミサゴなど結構出入りが多かったけど・・

食事の為のダイビングは3種とも失敗続き、10~15㎝の増水が影響したか?

そんな中、県民の森を散策していた仲間からブルービー情報。

15分後くらいで基地からの脱出が可能になり、すぐさま県民の森へ・・。

昨日撮ったナベナの花の蜜を求め、2匹のブルービーが20~30分おきに飛来中。

仲間と二人で撮影していると更に二人、そして更に一人が加わり楽しい山中。

私は動画中心の撮影に徹しました。

カワセミは、SS3分の1秒で川の流れを流します

飛び込みは1600分の1秒で飛沫を止めます

ブルービーは動画の前に少しだけ写真撮影


明日はエゾビタキも撮れるかも知れませんんが、ウネリの無い海へ行って来ます。

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ヤマセミ基地の前には大きなスッポンが2匹と仔スッポンが1匹、ミニスッポンが1匹生息しており、仔スッポンは直ぐ前のタンポリ(自然の池)周辺に居ます。

基本的にはバーダーの目は鳥を追っているのですが、他の自然の出来事も追うのが私流。そんな私の目に飛び込んできたのが、白い魚がもがく姿。良く見ると仔スッポンがオイカワをゲットして食べ始める所でした。

仔スッポンの甲羅長は7㎝くらいなので、オイカワは5㎝位あるでしょうか?狩りのシーンは見る事が出来ませんでしたが、砂に潜って潜み近くに来た魚をパクリ・・かな?

スッポンは夜の狩りが上手いのですが、昼の狩りも上手いですね。

浅場で白っぽい魚がもがいていたので、見つける事が出来ました

頭から少しずつ噛み刻んで食べています

仔スッポンが砂に潜っています(忍法砂頓の術)

息継ぎで頭を出した所(これでも注意して見ないと分りません)


また一つ、自然界の生業を知る事が出来ました。
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昨日、弟から電話。 「マムシはいるか?」 「いるいる!」と即返事。

直ぐに受け取りに行くと、細目の大人のマムシが1匹。撮影後に処置。

午後、弟から再び電話。「もう一匹マムシはいるか?」 「いるいる!」。 

再び受け取りに行くと、朝より太いマムシが1匹。撮影後に処置。

細い方は♂で。太い方は♀だと判断しています。

日本の毒蛇はハブ・マムシ・ヤマカガシ。ハブは日本本土に居ないので、マムシに注意すれば良い。マムシは殆んど逃げないので、踏んだり蹴ったりして噛まれる確率が高い。ヤマカガシは、人の足音を聞きつけると逃げるので問題なし。

朝獲れた♂? マムシの目は金色・瞳は猫似で鋭く格好良い

その全身、少し細めだけど60㎝くらい

午後から取れた♀? 

少し太めでした(平べったくなっていますが・・)

腹側の模様は中々見れない。産卵管?みたいなものも

注意! マムシの動作でこの姿になると飛び掛かかります 

処置した♂、♀もこの様にして冷凍しました


レアーな食材なので、10月の鳥見会で使う予定。お楽しみに(^^)
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七瀬川のスッポン。

大きさは目測で甲羅長25㎝オーバー?、1.5㎏以上はあるかと・・・?

それに比べ、小さい方は甲羅長5~7㎝くらいの子供。

大人も子供も居る自然、当たり前だけどとても嬉しいです。

10㎝前後のカワムツ1匹・オイカワ3匹と大きなスッポン

長い首が特徴

元気印のオイカワなどは、スッポンが怖くない様です

首の模様も綺麗です

正面からは豚さんにも見えます

こちらは子供のスッポン、10㎝前後のオイカワより小さい甲羅


今日は台風15号一過、大分ナシカさんがヤマセミ初挑戦でした。
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スッポンの仔、初めて見ました。

スッポンは環境悪化に強く、七瀬川でもかなり多く見られます。

以前は川の石を見ればイシガメが甲羅干し。当り前の光景でしたが・・

現在はイシガメよりスッポンを見掛ける事が多くなっています。

幸いにこの水域では、ミシシッピアカミミガメやクサガメを見掛けない。

・・スッポンは好きではないカメです・・美味しいけど。

甲羅長は7~8㎝くらい? 右にはアメンボが

エサを漁ってます。首が長いですね

正面から・・


ウナギ釣りでアユをエサにすると、スッポンも良く釣れます。
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自宅の小さな庭に、大型のセミの抜け殻が一つ。他に小さいのが二つ。

そろそろクマゼミが出る頃だと思って、7時前に2回程チェックしましたが・・

夕食後TVを見ていてチェックに行かず、先ほど出て見ると1匹のセミが羽化中。

もう既に翅も伸びていて、この後は抜け殻からの移動を残すのみ。

今年は、木に登る所から羽化して抜け殻から移動するまで記録に留めたい。



これから約10日間の夕刻が勝負時(^^)
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早朝、神戸と広島からの鳥友を案内してサンコウチョウの巣を見ると留守。スタンバイを終えた6時30分、♂親の声はしますが巣へは来てくれません。

「カラスにやられると巣は壊れるが、蛇にやられると巣は壊れない」
そんな話をしている8時頃、巣のある枝にアオダイショウが見え始めました。

カメラのモニターを見ていた仲間は「巣からヘビが出てきた」とビックリしていました。昨日の11時頃まで仲間が撮影しましたが、その後から朝までの間で襲われた様です。

アオゲラの時もそうでしたが、襲った後に巣で休んで呑んだ獲物を消化している?アオダイショウのお腹を見ても、♀が食べられて膨らんでいる感じはありません。

雛や仔は小さいので、1.5mクラスのアオダイショウでは膨らみは分らない?消化が進んだと仮定すると、昨日の午後以降の早い時間帯に襲われたかも?

2013年にやられた時も雨天で、今年も前日から台風の雨が降り続いていました。雨天は濡れたものがほぼ一定の温度だから、舌で生き物の場所を特定し易いのでしょう。

残念ですが、若夫婦の子育ては失敗に終わりました。

ココ10年間でサンコウチョウの子育てを確認したのは、今回を入れて合計9回です。巣立ったのが4回・カラスに喰われたのが2回・アオダイショウには今回で2回目。2回程注意したけど守らない、素人バーダーによる抱卵中での巣の放棄が1回。

今回の♂若メスタイプの繁殖は初めての経験でしたが、残念でなりません。
♀も生きていて、もう一度繁殖にトライしてくれれば良いのですが・・

4~5日前、50mほど離れた杉の木の傍で同寸大のアオダイショウを見ましたが・・

この様な場面に初めて遭遇した仲間達も、ショックが大きかった様です


自然の摂理とはいえ、今は只々無気力感に見舞われています。
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狭~い池の中

トノサマガエルにイモリが近づいて・・・

異種間キス!!

さて、この後どうなった?







続きは明日。



・・・・

お互いビックリして直ぐに水底へ消えました


私的にはブチュ~~のまま、沈んでいく事を望んだのですが(@_@;)
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野鳥園の観察舎の中に住んでいる? 2種類の蜘蛛。

結構気持ち悪いですが、細い方は家の中でも見るタイプで1匹のみ。

少し太めの2匹は舎の中に4~5匹ほど居ました。

脚を広げた時の大きさは細い方が7㎝くらいで、もう一方は5㎝位かな?

アシダカグモの一種? かなり大きい

オオハシリグモ?みたいな一種


・・・皆の脚を足してもゲジの脚の数には及びません。
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子供の頃、洞窟内で松明を焚いて奥へと進む探検ごっこが楽しかった。その時に見ていた代表的な虫がゲジゲジで、体長は5~6㎝くらいのオオゲジです。

頭に乗ると毛が抜けてハゲになる・・・との言い伝えから取っていた行動は、松明でゲジゲジを火炙りにしたことも記憶の彼方に残っています。ゲジゲジはウジャウジャ居たし、コウモリも沢山飛び交っていた記憶が甦ります。

このゲジゲジは野鳥園の観察舎に居ました。脚が2本無くなっていますが再生します。気持ち悪いですがゴキブリなどの天敵として、どちらかというと益虫だそうです。

・・・

話題を呼んだジュウイチは昨日6時から10時まで鳴き声が聞こえません。今日は4時から9時まで鳴き声が聞こえませんでした。今年の観察は終了かもしれませんね。





モニ1000でのチェックが少し残っているので、後一週間ほど観察は続きます。
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日本は昭和の時代からの開発ピークは過ぎているかも知れませんが、それでも地球上で最も賢いと思われる人間活動がある限り、動植物の未来は明るくはありません。

私が育った野津原で、最大の開発は大分川ダムかも知れません。2020年の完成に向けて現在は試験貯水中、この界隈は多くの自然がダム湖に水没する運命です。

その場所から直線距離で7㎞ほど上流側に位置する“県民の森”の一角、野鳥園に設置している防火水槽は、野鳥たちが水浴びを出来る様に工夫されています。ただし、綺麗な水場はあちらこちらに有り、ごく一部の動植物達だけが利用しており、僅かですが自然の縮図がココでも見られます。

地球という器のトップは人間。この防火水槽のトップはアカショウビン。違いは道具を使うか使わないかの差。己の体の能力だけでトップに君臨していれば、自然破壊には繋がらない。この場所の自然体系はバランスを保つことが出来ているのです。

大分県で絶滅危惧Ⅱ類のトノサマガエル、2匹居ましたが今は居ません

アカハラと呼ばれていたイモリ、食べられて?少なくなった感じ

シュレーゲルアオガエル、水道管の中にいるので食べられていません

アカショウビンの狩り場になっている防火水槽、来る事が少なくなりました


防火水槽の出来事を見ていて感じたままに・・。
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今年の姫島でのアサギマダラの観察は5月24日~25日でした。

姫島のアサギマダラ情報では、この二日間の情報は何故か抜けていますが、24日は非常に少なく、25日は私の素人判断で“みつけ海岸”の観察場所だけでも150匹ほど。

25日早朝、人が集まり始める前に車中からカラスを待っているとやって来ました。一回の捕食は成功で撮影も出来ましたが、後は失敗が一回と見えない所など・・。

アサギマダラは幼虫の時に、キジョランなどガガイモ科の植物の葉を主に食べて成長しますが、その時にキジョランなどから毒素を体内に取り込む、有毒の蝶なのです。

よって天敵が少ない蝶ですが、それでもかなりの捕食例があるのです。アサギマダラが捕食された目撃例や撮影例などを挙げると、姫島ではカラス・イソヒヨドリなど、その他ではカマキリ・カエル・スズメバチ・クモ・ムカデなどが報告されています。

そのカラスの捕食を初めて撮影したのが私で、2014年の5月の事。“アサギマダラを守る会”の人達の話しを聞いての撮影で、データを会に寄付。これで証拠写真が出来た訳で、“みつけ海岸”に落ちているアサギマダラの羽の説明に一役買っているのです。

今回の撮影はそれから4年目の事で、島内に多く住むハシボソガラスの捕食で、食べている内にアサギマダラの毒素に負けない体質になったと推測しています。

1000匹を越えると壮観なのですが、この日は150匹くらいでした

見学者が居ない時を中心にハシボソガラスが捕食に来ています

蜜を吸っている蝶を狙ったり、飛んでいる蝶を狙って食べます


イソヒヨドリの捕食も撮ってみたいのですが、代替りで現在も捕食しているか謎。
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25日の姫島。“みつけ海岸”のアサギマダラを観察中、トイレに行きたくなって・・

海岸から山へと通じる農道を奥へ歩いていると、変な飛び方のアサギマダラを発見。目で追うと、一匹のアサギマダラが交尾した相手をぶら下げて飛行中でした。吊り下げられたもう一匹は全く動かずにブランブラン・・・一本の枝に止まりました。

その場所へ近づいて撮影開始、後で写真を確認すると♀が右上で♂が左下でした。この状況から大きな♀が飛んで、♂がぶら下がって移動していた事が伺えます。

少し時間が過ぎると、頭を下に向けていた♂が動き始め頭を上にしながら♀と重なり、更に横に動いて互いのお腹を向き合わせて、♂が右になって動かなくなりました。

なぁ~んだ、交尾を撮っただけか?と思う方はことの重大さを知らない方。

実は“みつけ海岸”に来てスナビキソウの蜜を吸うアサギマダラは、ほぼ100%がオスなのです。よってこの界隈でメスを確認することは至難の業、ましてや交尾したままでの飛翔を見る事は、ほぼ皆無に近い出来事なのです。

少しして,“アサギマダラを守る会”の溝井氏が来たので報告すると、毎年ほぼ毎日アサギマダラをチェックしていて、今回で2回目の交尾確認だと言っていました。

しかも交尾していた♂は、前日の朝に姫島小学校の児童たち9名が、一人3匹のアサギマダラにマーキングして、NHKの収録に出演していた個体なのです。

24日のアサギマダラ出現数は非常に少なくて、TV撮影とマーキング作業が困難だったことも伺いました。25日朝の出現数は、私の素人判断で150匹くらい?と数が少ない分だけ、この様な貴重な場面に遭遇できたのかも知れません。

アサギマダラの生態の一部を目視して、直ぐに撮影出来た事に感謝しています。

止まって直ぐ。右が♀、左が♂でマーキングされていました。(12時30分)

♂が頭を上にして重なる様に・・(12時30分)

♀が左、♂が右に(12時30分)一時間後の確認ではこのまま~フェリー乗り場へ

ヒメ→姫島・TM→マーキング者名・5/24→5月24日・1→1匹目のマーキング

もう一匹。ヒメ・5/24・FK-1・・の様です


また一つ、アサギマダラで新しい知識を得る事が出来ました。有難い事ですね。
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先日、コショウノキの花を見たついでに大分サンショウウオを探してみました。

師匠が案内してくれた4ヶ所を廻って、成体が居た場所は1ヶ所だけでした。

久し振りのご対面も有りましたが、他の場所は産み付けられたドーナツ状の卵だけ。

写真を見ていて思ったけど、私が子供の頃に裏山で見ていたサンショウウオは・・

この写真に登場する様な個体ではなくて、グレーっぽくて斑模様があった様な?

その場所は野津原の廻栖野地区、山からの清水が少しだけ湧いている砂礫でした。

今回の生息場所などとは明らかに違っていたので、子供の頃のは別種を見ていた?

少し小さく細かった記憶・・・今度行ってみようと思っています。

大分サンショウウオ、チョッと外の世界に出て頂きました

卵と成体

浅い場所の卵

元の場所にお帰り頂きました


農薬や開発の影響がない場所には、珍しいサンショウウオが居るかもです。
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前回の紹介は“道の駅院内”に、展示・飼育されているオオサンショウウオでした。

実は出たとこ勝負、駅館川でオオサンショウウオを探してみたのです。かなり上流の方まで車を進め、近所のおばあちゃんに師匠が川名を尋ねると・・・

「オオサンショウウオかぇ?そこん所を下がっち行くと、オオサンショウウオが居る川に行けるけんど・・・見つけるのは難しいんでぇ~!行っちみらいいわ~」

と、大分弁丸出しで教えてくれました。

それはそうだ!興味本位で初めて探す私達に姿など見せてくれない。半分諦めの境地で師匠の後を進みます。師匠は花の散策時には長靴を履いています。それに比べ私はスニーカー。遡行するには無理があるので渓流に降りたら適当に散策。

ほんの5分ほどして師匠の声   「オオサンショウウオが居ります!!」

渓流に降りて15mくらい上流の小さな淵、石の下で頭だけ出しています。カメラのISOを3200まで上げてシャッター速度を稼いで連写また連写。後ろの水底を枯れ竹で突くと、ゆっくりと出て岸伝いに動き始め、最後は大きな石の下へ消えて行きました。

夜行性のオオサンショウウオ、なぜ小さな淵の浅場の石の間に居たのでしょうか?不思議でしたが思わぬ自然からのプレゼントにガッツポーズです。

・・・ちなみに九州では、この川だけに生息している貴重種です!!

紅葉の山はこちらも綺麗でした

地元の人でもめったに入らない渓流

この落ち込みの下流にある、小さな淵にオオサンショウウオが・・

最初は頭だけ、少し動いたらしく見つける事が出来たらしい
 
環境省で絶滅危惧Ⅱ類・大分では絶滅危惧ⅠA類と非常に厳しい
 
ゆっくりと移動中、大きさ的には50㎝クラスでした

最後はこの大石の奥に消えて行きました


こんな奇跡、本当にあるんですね。二人してビックリした一日でした。
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