磯のグレ釣りが好きな大分の釣り師、池永祐二。2006年からの“磯にはいつも夢がある”を継いでいるブログです。還暦を過ぎ、現役から一歩退いた形になりましたが、釣行記や趣味としての鳥見などを主体に、自然の素晴らしさを記録しています。
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ノヒメユリもピークを過ぎ、花が落ち始めています。

タカさんと二人、7時前からネットの陰からコジュリンを待ちます。

セッカが煩雑にノヒメユリへ来てくれます。

コジュリンがやってきたのは7時を回ってから・・・

風が強く、ノヒメユリに止まっても上には登らず囀りもなし。

何度か来てくれましたが、滞在時間が短くいい絵が撮れません。

ノヒメユリは予想の蕾が開かず、明日の開花かも知れません。

風が強くなければ再度チャレンジになるかも??

ノヒメユリ・セッカ・手前にヒゴタイ

コジュリンです


なんとも恨めしい台風10号です。
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カンスケは2016年に生まれたハシブトガラス。

♂か♀かは不明だけど、相棒はカンスケより大きく、鳴き声が低い。姿の大きさと声を比較すると相棒は♂の様で、カンスケが♀の様に感じますが・・・

猛禽類は♀の方が大きい。対して小鳥はオスの方が大きい傾向。カラスは♀がほとんど抱卵するとの事らしいけど、本当なのだろうか?

基本的に雌雄同色の場合は、♂も♀も抱卵すると私は考えており、雌雄異色の場合は地味な方が抱卵時間は長い。(サンコウチョウなどで確認済み。)

タマシギは♂が地味で♀が派手、したがって抱卵は♂が担当する。よってカラスは♂も♀も同色だから、交代で抱卵しているかも‥との考えなのです。

カンスケは3年前から、出会うと一切れのパンをあげている。約束は一日一回だけだから、カンスケも覚えていて、それ以上はねだったりせずに飛び去ります。

そのカンスケが昨年からペアーになって、1週間ほど前に仔を確認しましたが定かでなく、今日初めて親子3羽が一緒にいるのを確認したのでした。



左がカンスケで、右がカンスケの仔です。
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坊主山の水場付近で5日間に渡って撮影した、今年生まれの若い野鳥たちを紹介。

暑い日々ですが、緑豊かな森の中で日差しが届かない場所は意外と涼しい。

巣立ちから今時期まで、若い小鳥達が生き延びる確率は30~40%と推測します。

巣立ち後の第一関門を、たくましく生き抜いて来た雄姿です。

夏鳥のコサメビタキ若

夏鳥のキビタキ ♂若と判断

同じくキビタキの♀若

留鳥のヤマガラ若

留鳥のシジュウカラ♀若

留鳥のウグイス若とシジュウカラ成鳥

夏鳥のオオルリ♂若A

オオルリ♂若B

オオルリ♂若C

オオルリ♀若

クロツグミ♂若

留鳥、リュウキュウサンショウクイ若

留鳥のヒヨドリ若

留鳥のアオゲラ♂若と判断

留鳥のアカヤマドリ♂若


繁殖出来るまで生き抜いて欲しいですね。頑張れ!!
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10時から釣りのレクチャーだったので、早朝目覚めたら山のチェック。

6時前から8時20分まで水場周辺を観察していると、今年生まれの若がポチポチ。

今時期の若は、正確には幼鳥とか巣立ち雛と言います。

8月から9月にかけて、生き抜いた幼鳥は第一回冬羽へと換羽(トヤ)をします。

これで初めて幼鳥から若へと変身し、夏鳥達は南国へと旅立ちの準備。

親も子育てで疲れた体を癒し、換羽(トヤ)を行なって同じく旅立ちの準備。

幼羽を見る事の出来るのは、巣立ちから1~2ヶ月だけの限定で今がチャンスです。

ココの住人のゴジュウカラ、すでにトヤに入っています

キビタキの幼鳥、羽色から♂の感じもします

キビタキの♀成鳥、トヤに入っています

コサメビタキの幼鳥

オオルリ♂の幼鳥

オオルリ♂の若、かなり早く生まれた様です

アオゲラの♂若かな?

カケスの成鳥


2時間くらいで結構確認出来ました。水場は未だ使っていません。
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坊主山の住人、今年生まれのアオゲラの♂若の様です。

この界隈では、クロツグミやオオルリなども繁殖しています。

山の住人たちの仲間に若の姿が見受けられ、いつもの様に賑やかに・・

梅雨が終わると暑い夏、どこにでも有った水が限られてきます。

そこで活躍するのが、今年の1月に設置した小鳥たちの水場。

これからは水の補充をこまめにして、新しい命が使ってくれる事を期待。

暑い夏を涼しげな森の木陰で、一時的でも小鳥達と過ごせれば申し分ない。

いきなり近くに来てくれました

警戒する様子を見せず・・

辺りを見渡していました

近くでは換羽を迎え尻尾の短い、Rサンショウクイ


たまにはこんな出会いも良いでしょう。
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7月13日、仲間からの情報はオシドリの巣立ち雛2羽を写した写真。

相当にビックリしたけど13~15日は釣り。16日は阿蘇だったので行けずじまい。

17日の4時前に起床して5時には現地入り、オシドリを探すけど見つからない。

午後から再び探したけどアウト。18日と20日にもチェックしたものの探し出せない。

写真の雛は流木上に乗っていた。上空からはただの流木に見えるから猛禽も無理?

結構広いダム湖だから、風と水の流れで数日間で何処まで行ったかも不明。

20日早朝は、台風5号の雨でダム湖の水位は3~4mくらいは上昇していたし・・。

よって、巣立ち雛を探すのを諦めました。

3日間での収穫は、成鳥ばかり?のブッポウソウを短時間で9羽も確認出来た事。

ミサゴ・ヤマセミ確認と、アオバズクの営巣とエサ運びを確認出来た事でしょう。

でも、オシドリの巣立ち雛に比べると、大したことではありません。

なぜなら、オシドリは本州中部以北で繁殖し、大分では冬鳥だからです。

大分の野鳥の会情報、2007年に別府の境川で雛8羽、今回で2例目の確認だとか。

子育て中のブッポウソウ

偶然通りかかったミサゴ、縄張り内でしょう

アオバズク、ISO6400・ SS1/4 ・開放f6.3という暗さでの撮影


残念!
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ユウスゲ・コジュリンを撮影する時のお・ま・け。

こんなことを書くと叱られるかもしれませんが・・・

空に舞い上がる時には 「ヒッ・ヒッ・ヒッ・ヒッ・ヒッ」と鳴きながら上昇。

空から草原に舞い降りる時には「チャッチャ・チャッチャ・チャッチャ」と鳴きます。

もちろん、草原でユウスゲなどに止まって鳴く時も結構あり、直ぐに発見出来ます。

阿蘇外輪山で見かける小鳥で一番小さいのがセッカでしょう.。

全長はメジロより1㎝程度大きい小鳥です。

阿蘇高原のユウスゲ・セッカ・根子岳

ユウスゲに止まって鳴いています

この子、以前はノハナショウブに止っていた・・花が好きな様です。


台風5号が通過後に梅雨が明けるでしょうね。
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昨日確認した佐伯のブッポウソウは9羽が乱舞。

「ゲッ・・ゲッ・・・ゲゲゲゲゲゲ・・・」

などと、あちらこちらで鳴いて飛び交います。番いはエサ運び中ですが、三々五々に集結した個体には若も居ると思って写したけど、嘴の赤くない個体は一羽も居ない。

巣立ち後の若に親鳥がエサを与える仕草や、エサをねだる鳴き声も聞こえません。すでに一番仔が巣立ちしても良い頃だけど・・・巣立ち後の若を撮りたくて、9羽のブッポウソウを出来るだけ万遍に写したけど、一羽の若も写っていませんでした。

昨日の9時頃までの騒ぎだったので、今朝も5時前に観察開始、でも8時30分頃から大雨になって、9時には撤収。1羽のみの飛行を4~5回確認しただけで終了です。

2日間で電線に止まったのは、ヒヨドリ・キジバト・ミサゴ・アオバズクなど。ブッポウソウはこれらの鳥とハッキリ違うので、シルエットでも飛び方でも識別出来ます。

一体、昨日の9羽は何だったのでしょう?エサ運びのカップル以外に2組のカップルが求愛行動らしき仕草を見せたのが印象的。この界隈に4組のカップルと1羽の独身が夏を過ごしているのかも知れませんね。・・・謎が深まった昨日と今朝でした。


下は少し遠めのハシブトガラス





求愛行動の一つと思われる
 
暑~~い
























6羽は確実に写している写真を載せましたが、若い個体は居ません。
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この時期限定のコラボ写真。

ユウスゲの大部分は、午前7~8時くらいに花が萎み始めます。

よって、コラボ写真はそれ以前に現地に居なければなりません。

今朝は3時起き、4時30分には現地着。

朝陽は残念でしたが、ユウスゲとコジュリン4個体の撮影です。

9時過ぎからは初心者の案内も・・。

ドアップのコジュリン

朝焼けとノハナショウブ

コジュリン、背中から

今年のユウスゲは少ない

お手入れ

花の近くに止まってくれ

終わった花や蕾など

咲き始めのユウスゲで囀ってくれました


ユウスゲとコジュリンの撮影は早朝がベストですね。
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7月から8月は、標高の高い所の鳥見が多くなる。

低地は暑いし、野鳥たちが目に留る所には出てくることが少ない。

それに比べ、阿蘇の高原一帯は涼しいのももちろん鳥も花も撮影可能。

ユウスゲが咲き始めており、全体株数の2分咲きといった所?

ヒゴタイは株が大きくなり、花芽を付けている株も所々。

ノヒメユリの株は見つける事が出来ません。探すには少し早いようです。

野鳥たちは元気一杯、鳥見仲間にも出会えた一日です。

いつもの霧の中、朝陽は一瞬だけ顔を覗かせました

コヨシキリ、この付近で繁殖しています

ホオアカ、場所によってはユウスゲは蕾ばかり

セッカ、ユウスゲが大きく見えます

コジュリン、昨日だったら綺麗なユウスゲです

セッカ、ノハナショウブに止るのは初めて


ユウスゲ・コジュリンなど、阿蘇高原がお待ちかね(^^)
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坊主山の住人です。

既に繁殖を終えており、息子を一羽だけ撮影していますが後の仔は・・?

通常、小鳥は3~5羽が孵化して巣立ちますが、一週間くらいで1~2羽になります。

巣立っても上手く餌を取る事が出来なかったり、外敵にやられてしまいます。

そういえばお母さんも近頃見かけないけど、餌場が変えて仔を連れている?

このお父さんのソングポイントは直ぐ後ろの杉山周辺だから、見掛けやすいかも?

幹線道路の下で鳴く♂と良く鳴き合いをしていますが・・

これから換羽(トヤ)を迎え、冬羽が揃ったら南国へと旅立ちの準備。

雨上がりの今朝は、3回程出てくれました。







あと2ヶ月くらいは、この周辺で見かける事が可能でしょうね。
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今時期は夏鳥達が子育てに忙しい。

留鳥達は一足早く3~5月にかけて繁殖。一年中ほぼ同じ所で生活するので、エサの出現傾向は把握済み。対して夏鳥たちは、おおむね4月から飛来して5~7月に繁殖。留鳥達よりも少し遅めだから、時間差が生じてエサの虫達を公平に得られる。

今年も坊主山ではクロツグミが繁殖していますが、一昨日辺りから♂の囀りが無くなった。26日までは♀が盛んにエサを運ぶ所を目撃しましたが、囀りの無くなった一昨日辺りに巣立ったのかも?仔が巣立つと一緒に行動するから囀る余裕は無くなります。

Kちゃん 「雨でも鳥見は出来る?」  オレ 「雨が息する時は何とか出来る」

坊主山で待機していると、8時頃に雨の中をやって来たKちゃん。撮影可能な車中からクロツグミを待っていたけど、出たのはソウシチョウのみ。雨が止んだ10時過ぎ、制限時間が来たKちゃんと別れた後にサプライズのドラマが始まったのです。

10時30分頃サンコウチョウの鳴き声。♀に目星を付けてカメラを構えていると、♀が下から道沿いに飛んで来て、私の車の上を通過して後方へと飛び去りました。この♀は、幹線道路の下で縄張りを持つ夫婦だと感じました。

その後はソウシチョウが数羽。まったりしていると眠くなる。時折眠りながら眼が覚めた時にエサ場を見ると、見慣れた光景の中に鳥がポツンと立っている!!

3日前までの約一週間、♀しか見なかった場所で遂に♂が登場していたのです。シャッターチャンスは10数秒でしたが、数日前からのメスに続いて♂も撮れたのです。

追記・・♀ばかりと思っていましたが、巣立ちした♂若も一回出ていました。

今年は諦めムードでしたが・・クロツグミ♀

子育てに夢中のお母さん

♂若・巣立ち後日数が経っていると思われる

この界隈に縄張りを持つクロツグミの♂親がやっと現れました

お父さんは中々のイケメンです


雨が息をする少しの時間、降り止んだ一瞬が鳥達との出会いを可能にする。
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私がこのブログで書く鳥は、若・成鳥を用いる事が多い。

幼鳥と書くのは、巣立って第一回冬羽になるまでの若を幼鳥と記す事にしている。

一応学術的には合致しているけど・・・

色んな鳥の写真を見ると、第一回冬羽になっていても幼鳥と表しているのが多い。

トヤ(換羽)は8~9月にほとんどの鳥が行うので、9~10月の鳥は若になっている。

この2羽のオオルリは♂の幼羽をまとっており、まぎれもなく幼鳥です。

捕食者にやられず生き抜く事が出来れば、もう直ぐトヤを迎え9月には若となります。

オオルリの♂若は凛々しい姿になっているので、秋の渡り時期が楽しみですね。

二羽で、鬼ごっこの様な仕草を見せながら水場へ来ました

結構慎重に水の近くへ移動

障害物の少ない水場は危険度が大きいです

まだ水浴びが下手で、泳ぐように水浴びをしていました


・・・生きろ!(^^)
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横溝正史のミステリー「鵺の鳴く夜は恐ろしい」というキャッチコピーの映画・・

オレ、【悪霊島】という映画を見ていないから何にも解らない。

でも「鵺の鳴く夜は恐ろしい」というフレーズだけはしっかりと覚えている。

鵺・・・トラツグミの事だと知っていたからです。

また、私が子供だった頃、親からは「夜には口笛を吹くな」とも言われていた。

トラツグミの鳴き声はヒュ~~・・ ヒィ~~・・ ッイ~~・・ などと聞こえる。

あたかも人が口笛を吹いている様な鳴き声なのです。

ッイ~~より高い音は、私達の耳に聞こえないくらいの音域も有るかも知れません。

特に良く鳴く時間帯は、夜明け前2時間くらいから薄明るくなる頃。

夜明け前に鳴き声は良く聞くものの、昼間に姿を見る事は稀です。

そんなトラツグミに今朝は出会えて超ラッキー(^^)

撮影ポイントが暗いのでSSが上がらず、今一歩ですが嬉しい朝でした。











夜一人で山の中で悲しそうな鳴き声(口笛)を聞くと、確かに怖いと思いますよ。
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坊主山の水場は管理が大変。

3日も空けると水が出ていなかったり、虫が水場の中で大量死していたり・・

水が出ない要因は細い管の中に微細苔が出来ている事。1秒1滴はかなり難しい。

虫はこの時期のアケビかミツバツツジに湧く虫と思われるけどピークは過ぎた。

後は時々だけど小型の獣?が水場を荒らす事。

今日も少しだけ手入れ。その後チェックするとシジュウカラの若が水場を使用。

苔の剥げた所を補修して待つと、ヤマガラの若も使ってくれた。

この2種のこの色合いは巣立ってから第一回冬羽になるまでの期間限定色。

8月のトヤを迎えると親と変わらない色合いになるので、6~7月の限定色なのです。

写すなら7月一杯まで・・他の鳥もほぼ同時期にトヤを迎えるので同じ考え方。

期間限定色の衣をまとった若を撮り逃がさない様に。

シジュウカラの若・・水場の苔が剥げていた

ソウシチョウの成鳥・・苔の補修をしてあげました

ヤマガラ若

シジュウカラの若


森の中は若い野鳥たちが増えています。
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