磯のグレ釣りが好きな大分の釣り師、池永祐二。2006年からの“磯にはいつも夢がある”を継いでいるブログです。還暦を過ぎ、現役から一歩退いた形になりましたが、釣行記や趣味としての鳥見などを主体に、自然の素晴らしさを記録しています。
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ここ数日間はノビタキを探して、大野川・大分川の散策のが多い。

大野川は白滝橋下流が整備されて、河原の木々や葦原などは見る影もない。

大分川も数年前から同様の整備、ここも野鳥のオアシスはほぼ消えている。

河原は水と陸地が接する湿(ラムサール条約の定義)で、非常に重要な場所。

災害防止の処置とは聞いているけど、ここまでしなければならないのか?

生きている地球に挑んでみても、所詮は人間の力などは及ばないけど・・。

野生生物たちが生業にしている、湿地が壊されていくのは忍びない。

ノビタキは足で稼いで見つける秋の使者。たぶん3~4日で15㎞は歩いた?

・・・いつもの大分川で、昨日一羽だけ会うことが出来た。

左から由布岳・鶴見岳・高崎山

ホオジロの♀

ダイサギ・チュウサギ・アオサギ

ハシビロガモ♂♀・ヒドリガモ♀
 
ヒドリガモ♂♀

マガモ♂♀

今季初のノビタキ♀は大分川で

ヤマガラハウスのサメビタキ(今日)


今朝は一段と冷え込んで、秋の深まりを感じた朝でした。
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久住の沢水(そうみ)では、8月24日に仲間がエゾビタキを見たのを口火に・・

以来ヒタキ類の通過個体の出入りが多く、エゾビタキはピークを過ぎた感じ。

それでも数にモノを言わせ、今日の確認でも10羽以上は飛び交っています。

この界隈のミズキは実の着きが良く、食べられても次々と熟している感じ。

エゾビタキ・オオルリ・キビタキなど、南下個体が次々に入れ替わっており・・

加えてサメビタキも、旅の足を休める時期が到来しています。

今後もヒタキ類の入れ替わりが続き、ミズキの実が残ってくれれば・・

20日頃からムギマキも登場するかも知れませんね。

綺麗な♂のキビタキ

綺麗な♀のキビタキ

綺麗な♀のオオルリ

健気なオオルリ♂若

4年以上?色が深い♂のオオルリ


この他にも飛び交っているので、もうしばらく観察できそうです。
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日本では夏鳥ですが、本州中部以北で繁殖するので九州では旅鳥。

今年は5月29日に、御座ヶ岳付近で初めて北上個体を確認している。

南下個体は毎年10月頃から確認できますが、昨年は9日・一昨年は11日が初見。

今年は3日の確認だからかなり早い。谷を渡って2羽、車に戻って1羽の確認。

まだまだエゾビタキが多く舞っているので、紛らわしいのも事実です。

仲間が沢水(そうみ)の鳥見希望で、一緒に行っていたけど・・・

淡い期待を抱いて、行動パターンの違うヒタキを探して発見できた。

エゾビタキは数が多いけど、サメビタキは比較すると相当に少なく貴重です。







比較のエゾビタキ


その他、年長オオルリ♂・♀・♂若・キビタキ♂♀なども撮影出来ています。
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ここのヤマセミを観察し始めて、私は12年目を迎えています。彼らも代々縄張りを引き継いできており、♂に関しては3~4代目だと判断しています。

その間、2016年の大増水で女竹林がなぎ倒されて河原の風景が一変。又、2018年の河川敷整備で、漸く揃い始めた女竹を根こそぎ撤去して原っぱ!ヤマセミにとって諸悪の根源は、この場所を含め3ヶ所の竹林が無くなったことが最も大きい。

河原の環境変化が物凄く変化し。ななせダムの影響で川の中も変化。この様な変化で餌場も少なくなり、彼らの生活は以前とは比較にならない程厳しいハズ。

そんな中でも健気に生き抜いている彼らにとって、現在では人間の脅威も増大中。寄り付きの良い河川敷は、ヤマセミとカワセミバーダーが増えています。

そのほとんどの方々が、ヤマセミの生態を良く知らない。

ヤマセミが人に姿を見せたくない性格・縄張り内の風景変化に敏感・・などは、ヤマセミの縄張り内に足を踏み入れる人が、最も優先すべき事柄なのです。ヤマセミの警戒心を、普通の小鳥と同等に考えては絶対にいけません。

鳥を撮ることは鳥を知る事。どうか私が設置した観察基地を使って下さい。

ヤマセミ奥さん

ヤマセミ旦那さん


カワセミ用の止まり木をヤマセミ用に代えると、良く使うようになりました。
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24日は低気圧の通過、久し振りにまとまった雨が良く落ちました。

大分川ダムが2019年秋に竣工、2020年4月より“ななせダム”として運用開始。

治水効果も発揮出来ており、25日早朝の水位は止まり木が隠れる程度の増水。

今朝は約30㎝ほど減水しており、早朝はヤマセミが止まり木に止まれるか確認。

まだまだ減水は続きますが、28日頃には以前の水位に戻ると推測しています。

24日、今年秋の増水前の水位

25日正午頃の水位

25日17時頃の水位とセグロセキレイ

26日6時頃の水位、確認に来たヤマセミ♂

彼岸花はもう直ぐ終盤、ヤマセミUP


ダム放流時、減水方法を変えて欲しいけど、中々要望が届きません。
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野鳥たちの水浴びは大きく分けて3種類ほど知っています。

大部分の野鳥は、水場の岸などの浅い場所で地面に足を着けて水浴びします。

ツバメ類やサンコウチョウなどの水浴びは、飛翔して水面に一瞬体を浸ける。

ヤマセミやカワセミの水浴びは、水面にダイビングして潜る水浴びです。

特にヤマセミは食事と水浴びがセットで、魚を丸呑みした後直ぐに水浴び。

だからレストランと呼ぶ止まり木は、魚を打ち付けられる頑丈な木。尚且つ重い獲物を咥えて飛んで来ても止まりやすい木肌、水面から50~70㎝の高さ。尚且つこの高さは、食事後に行う水浴び(5~6回は飛び込む)にも適しているのです。

今回は8時頃に100m程下流でゲットしたオイカワを、設置しているレストランまで運んで来て食べて水浴びを行い、その後9時過ぎには同じく100m程下流でゲットした鮎を運んで来て、この場所で食べて水浴びを繰り返したのです。

最後の一枚を除き、水浴び写真は鮎を食べた後のショットです。






現在は♂だけの確認ですが、気に入って使ってくれているのが嬉しい。
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ヤマセミは、ダイビングして主に魚を捕えて丸呑みにする。

ダイビングして魚を狙うのは、10㎝前後までの魚を狙うカワセミ、20㎝前後までの魚を狙うヤマセミ、40㎝前後までの魚を狙うミサゴなどで、捕食魚の大きさを分け合って生活している。

この中で警戒心の一番薄い鳥はカワセミ、次が人を嫌うけど環境の変化はあまり気にしないミサゴ、人も環境の変化も気にするヤマセミは野鳥の中でも警戒心が非常に強い。そんなヤマセミを近くから撮影するため、基地を作り慣れさせて警戒心を和らげると直近で撮影できる。

ヤマセミが環境の変化に慣れるのに最低でも4日~5日は必要で、カモフラージュテントを立てたり撤去したり、設置場所を移動させたりしていると、最初は撮影出来てもヤマセミが来る回数が徐々に減って、撮影チャンスは減少する。

また、一眼レフでの撮影はヤマセミとの距離が20m以上離れていないと、連写すると逃げられる可能性が高くなる。但しヤマセミの近くで、水の流れる音が大きい時にはその限りではない。

鳥撮をする方が「連写の音で逃げられる」とか「照準器の光で逃げる」などと言うけど違う。正解は、ヤマセミが連写の音の方を見ると、レンズがピカピカ光って動いているから。照準器の光に至っては赤い小さな点が見えるだけで問題外。

ヤマセミを始め野鳥たちは音に反応しても、余程の事が無い限り逃げない。あの警戒心の強いヤマセミですら、10m程の距離でも普通の会話が明らかに聞こえていても、人の姿や動くものを確認しなければ問題はない。

一眼レフの高価なレンズは明るい。その分レンズ径も大きいから、ミラーアップして撮影しない限り、連写の音に反応して音のする方を見た鳥たちは、レンズがピカピカ光って動いている様に感じ、逃げてしまうのです。

一眼レフで鳥撮している方が、この欠点を把握していない事が多すぎる。
その点だけは、ミラーレスが鳥撮には非常に良いカメラです。

・・・

野鳥たちが一番警戒している時は、子育てをしている時。二番目が水浴びをしている時。三番目に食事をしている時。警戒していない時は、寝ている時・片足立ちしている時・枝に座り込んでいる時・羽繕いしている時など。

出来る限り警戒させず、普段着の姿を撮影したいものですね。



仲間と二人、今季初のアユセミを撮ることが出来ました。次は水浴び(^^♪
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秋雨前線の活動で雨や曇りの日々、久し振りに沢水キャンプ場を覗いた。

と言うか、駐車場に入る前からヒタキ類が飛び交っているから驚き。

仲間と二人、キャンプ場内を散策するとエゾビタキ主体でお出迎え。

この界隈にはミズキが沢山有って、それぞれに沢山の実が生っています。

渓流が4本の支流に分かれている場所でもあり、羽虫もかなり多い。

実と羽虫は、長旅を行っている小鳥達には格好のエサ。

だから、今年のヒタキたちはこの界隈で多く見ることが出来るのでしょう。

綺麗なオスのキビタキも2羽ほど確認しましたが、撮影には至らず。

一番多く見かけたエゾビタキ(旅鳥)

オオルリの♀ (夏鳥)

キビタキ♀ (夏鳥)

オオルリ♂若 (夏鳥)

オオルリ♂若とエゾビタキのバトル


今年も実の少ない県民の森、この様にヒタキ類を多くは見かけない。
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雨天、雨足が強いと人の活動が減り、野鳥たちは安心して活動します。

物好き3人、雨を避けながら七瀬川のスポットで待っていると・・

ヤマセミ・カワセミ・ミサゴ・ダイサギ・アオサギ・ササゴイ等が出ました。

光量が足りずSSも上がらない。雨が視界を遮る悪条件でも無理やり撮影。

上流にダムが出来たり河川工事が有ったりで、以前の面影は全く無いけど・・

七瀬川の魚たちは健気に生き残り、捕食者たちの糧になっているのです。

今日は、ヤマセミの飛び込み台とレストランを1つずつ設置。カワセミの飛び込み台を2つ設置し、誰が設置したのか?投網漁に邪魔な古い止まり木を2つ撤去。

ササゴイが淀みでカワムツゲット

ヤマセミもウグイをゲットです

ミサゴのオスは片足で鮎をゲット・・流石です


脆弱な川を、これ以上衰えさせない人間活動が必要ですね。
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留鳥のミサゴは仲がいい。

夫婦が揃うのは繁殖期の時、巣で子育てを行う時に多い。

それ以外は単独行動で、主に魚をダイビングして足でキャッチする。

これは一緒にいても、どちらかが魚を狙ってダイビングすると・・・

他の魚は一瞬逃げて、もう一羽の相棒の獲物が短時間は居なくなる。

そんなことにならない様、単独での獲物探しを行うのです。

ヤマセミやカワセミなども、同じような理由から単独行動が主体。

だから、繁殖期以外で♂と♀が同じ場所にいる事は稀なのです。

中の良い夫婦、ペアーでのショットを仲間と3人で頂きました。



手前が♀

二羽揃って羽ばたきました

雨で♂のズッコケ


今朝の雨天の七瀬川、野鳥たちは動きが活発でした。
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河原の木々を始め、女竹や萱などブルドーザーで更地にされて2年。

少しだけ残っている萱や葛が自生している更地と、川の斜面の境に基地設営。

自然に道化して外部の目に触れなければ、このまま活用可能でしょう。

無理をすれば3人同時撮影は可能ですが、コロナ仕切りは未だなので・・・

明日、雨が落ちない時間が有れば処置します。

昨夕、設置後に来てくれたカワセミ♂若

今朝6時15分、ヤマセミ用の飛び込み台に来たミサゴ♂

ダイサギ

ヤマセミ♂が飛び込み台のミサゴを見ていた

何処でも見かけるアオサギ・・・ゴミを除かねば‥(^^♪

河原をチョロチョロするセグロセキレイ♀

7時59分、やっと去ってくれたミサゴ。この後基地を出た


河原が開けて更地になっているので、カワセミ狙いのバーダー多し。
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昨年はミズキとクマノミズキの実は着きが悪かった。

今年は全体的に実の着きは悪いですが、坊主山入り口のクマノミズキは別。

留鳥が沢山入るので、移動を始めている夏鳥や旅鳥も入って食べます。

早朝から10時前迄チェックしたら、その数約10種類以上。

特に数が多いのは、メジロ・ソウシチョウ・ヒヨドリなどで、惑わされます。

私は経験豊富だから、別種が入ると直ぐに分かるので即応できますが・・

見分けに慣れていない方々は、多分疲れも激しいと思います。

ヤマガラ(留鳥)

シジュウカラ(留鳥)

ゴジュウカラ(留鳥)

リュウキュウサンショウクイ(留鳥)

ヒヨドリ(留鳥)

ハシブトガラス(留鳥)

アオバト(留鳥)

キビタキ♀(夏鳥)とメジロ(留鳥)

オオルリ♂若(夏鳥)

オオルリ♂(夏鳥)

コサメビタキ(夏鳥)

エゾビタキ(旅鳥)


まだまだ楽しみなクマノミズキです。
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サメビタキ・コサメビタキ・エゾビタキはかなり良く似ている。でもその習性は全く別物で、行動範囲も違っている。

ここに登場するコサメビタキは、その名の通り他の2種に比べると少し小さい。
夏鳥として日本に来て、九州北部から北海道で繁殖します。私のホームグラウンドである県民の森でも繁殖しており、まぎれもなく夏鳥扱い。

サメビタキも日本としては夏鳥ですが、繁殖地が本州中部以北なので、大分は春と秋に通過しているだけの小鳥。よって大分の私は旅鳥扱いで数は少ない。

エゾビタキは夏季にカムチャッカやサハリンで繁殖、越冬のために移動する先は東南アジアです。よって日本は春秋に通過するだけの旅鳥、数は非常に多い。

現時点では、夏鳥のコサメビタキと旅鳥のエゾビタキを確認できます。9月下旬辺りからサメビタキも南下するので見られますが、見馴れてないと見分けは困難。

コサメビタキ、愛嬌のある小鳥です。

フロントガラス越し

同じく

普通に目線の下で


囀りはメジロに近い感じですが、一小節毎の区切りがない。
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昨年のミズキとクマノミズキは、殆ど実が生りませんでした。

今年は同種とも、実の多い所と殆ど生っていない所の木に分けられます。

坊主山入り口のクマノミズキは、他の場所と違って沢山の実を着けています。

実を支える柄の色が肌色から赤く変化。緑の実が黒く変化。

この現象は小鳥たちに・・・

「私の木の実は食べられるようになっているよ」

・・・とアピールしているのです。

(カラスザンショウのアピール方法は香ばしい香りですが・・)

留鳥のメジロ・ヒヨドリ・特定外来種のソウシチョウなどが何時も集まります。

その実を啄ばみに、旅鳥のエゾビタキが来てくれて今期初の撮影。

沢水には8月24日から来ていますが、四国経由のエゾビタキがやっと到着です。

実は仲間が数日前から坊主山の水場付近で撮影済み、その個体かも知れません。

飛来数が少ないのは台風8号~10号のコースが影響、南下渋りなのです。

エゾビタキは南や西からの強風が無くなる今後、一気に増える事でしょう。

5日、秋の使者エゾビタキ(旅鳥)が、県民の森にもやっと現れました

5日と6日、オオルリの♀(夏鳥)お父さんも来て欲しい

6日、アオゲラの♂(留鳥)が2羽で来て威嚇など

6日、アオバト♂(留鳥)が、クマノミズキのてっぺん付近に・・


台風10号は少し勢力を弱めスピードUP。今夜から明日は厳重警戒!
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久し振りの水場、6時30分頃から8時頃までじっくりとチェック。

オオルリは旅立ったかも知れませんが、キビタキ夫婦はまだまだ滞在中。

かなりご無沙汰していたヒガラも、今朝は来てくれました。

更にバッテリーを交換している時、移動個体のサンコウチョウが現れ・・

兎に角シャッターを押し、次に露出補正をしていると飛び去りました。

なんと、ここに縄張りを持つリュウキュウサンショウクイが追ったのです。

撮影の邪魔をするリュウキュウサンショウクイ、サイテー(◎_◎;)

キビタキ父ちゃん参上

ちっちゃなヒガラも登場

シジュウカラとヒガラ

キビタキ母ちゃん、ナナフシをゲット

移動中のサンコウチョウ・・たぶん♂

撮影の邪魔をしたリュウキュウサンショウクイ

草むらから顔を出したコジュケイ、換羽後の羽色が薄い


エゾビタキは管理事務所から、この界隈には未だ来ていません。
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