磯のグレ釣りが好きな大分の釣り師、池永祐二。2006年からの“磯にはいつも夢がある”を継いでいるブログです。還暦を過ぎ、現役から一歩退いた形になりましたが、釣行記や趣味としての鳥見などを主体に、自然の素晴らしさを記録しています。
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今は9月、飾り羽の付いた尾の長いオスのサンコウチョウは居ません。

オスもメスも、全てのサンコウチョウは普通の小鳥の尻尾で舞っています。

この時期のオスの判断材料は目のアイリングの太さが決め手。それと、

顔が大きく厳しい感じはオスで、丸く優しい感じがメスだと判断しています。

上の個体は嘴が黒いので若い個体です。たぶん、今年生まれのメスの若。

下の個体はメスの成鳥です。目のアイリングが細い・嘴がブルー・・が決め手。

昨年見たオスの若は、嘴が黒・眼のアイリングが黒ですが幅は広かった。

こんな感じで秋のサンコウチョウの見分けをしています。

ちなみに、サンコウチョウはオスもメスも囀ります。

メスの若

メスの成鳥

12日早朝撮影。口の中は成鳥では緑ですが、若は黄色でした


秋に見るサンコウチョウも大好きです。
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カラスザンショウを見張っているとヒタキの仲間が良く来ます。

その中でひときわ目立つ、瑠璃色の綺麗な小鳥がオオルリのオスです。

メスは抱卵する時間が長いので、目立ちにくい色合いは的を得ています。

では何故オスは派手な色で目立つのでしょうか?

以前にも書いた通り、オスの綺麗な色は年々美しくなっていきます。

   ① 目立っても外敵から逃れて生き抜いている強さの証
   ② 妻子を守る為、目立って外敵を引き付ける囮役

美しいオスにメスが惹かれるのは①と②を色合いから判断している。

私はこの様に解釈しています。

良く言われる、メスは綺麗なオスに惹かれる・・・と言う言葉。

間違ってはいませんが、その奥に隠された真実として、

生き抜いているオスの強い子孫を残す。これに尽きると思っています。

・・・オスが子育てをするタマシギ、こちらは地味ですよね。

オオルリのメス若、上嘴の先端が少し曲がっている

地味なメスは抱卵時間が長い。オスメス同色は抱卵交代が半々・・・と推測

幼羽が残っているオオルリのオス若

幼羽のない第一回冬羽のオオルリのオス

オスの成鳥。逆光でなければもっと美しい


オオルリは日本三名鳥で色合い。ウグイスは囀り。コマドリは姿。
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夏鳥たちは少しずつ南へ渡る準備に入り、移動を始めている感じ。

カラスザンショウに入るキビタキも,3~4日ほどで個体が変わっています。

綺麗なオスも昨日来てくれました。

キビタキ メス

オス


次はオオルリ。

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県民の森のヤマガラハウス周辺には、実の生る木々がかなりあります。

主な樹木は、エノキ・タブノキ・エゴノキ・クマノミズキ・ヤマハゼ・カラスザンショウ・アカメガシワなどで、これらの実は色々な小鳥が食べに来ます。

その内のカラスザンショウには沢山の実が生っていて、まだまだ熟れてはいないのですが、早熟の実が中にはある様で、夏鳥・旅鳥・留鳥が来ています。

鳥は鳥を呼びます。沢山の小鳥が居ると猛禽類などを察知する可能性が高くなり、生き延びられる確率が上がります。今一つは、木の実を食べなくても、沢山の小鳥が動き回る事によって、隠れていた虫たちが動き、エサに出会える確率が高くなります。

安全性が高く、食糧にありつけるのが鳥が鳥を呼ぶ理由の一つです。


ハシブトガラス

メジロ

エナガ

ヤマガラ

コゲラ

イカルの若

アオゲラのオス若

アオゲラのメス


10日はキビタキのオスも入った様ですが、私は所用で早々に退散しました。
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今日は白露、草木に朝露が目立つようになり、秋が深まる頃。

この頃に登場するのが旅鳥のエゾビタキ、今年は8月30日に最初の一羽を視認。その後は6日まで彼らの姿を確認できていませんでした。

考えられる事は、旅の途中で彼らが好んで食べるクマノミズキに実が生っていないため、視認できるチャンスが少なくなっている・・・その様に感じています。

でも、昨日はカラスザンショウの木に来ている、4~5羽のエゾビタキに出会いました。昨日と今朝の二日間で、彼らと他の小鳥たちにも出会うことが出来たのです。

これからは渡りの小鳥たちに出会る季節、楽しみが増えてきますね。

旅鳥のエゾビタキと留鳥のヤマガラ

エソビタキのあくび

小雨の中で・・

夏鳥のオオルリ メス

夏鳥のオオルリ オス若

夏鳥キビタキ メス

夏鳥のサンコウチョウ メス


ヤマガラハウス近くのカラスザンショウには、少しずつ小鳥が入っています。
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2~3日前から、旅鳥のエゾビタキが来ていないかチェックしていました。

今朝は宇曽山の麓の野球場奥で、2時間近く野鳥の出入りをチェック。昨日は、この場所で薄暗い地上から杉林に逃げる小鳥を見ました。その鳥の背中が青白っぽく見えたので、ヤイロチョウかも知れないと思ったからです。

今時期、地上から飛び去る小鳥はそんなに多くはなく、今日はヒヨドリ・ガビチョウ・キジバト・ホオジロなどを確認しましたが、昨日の小鳥は現れませんでした。

諦めて宇曽山へと車をゆっくり進めていると小鳥が逃げ去りました。飛び方がヒタキ系で雨上がりの霧の中、少し遠いけど撮影すると胸に縦縞が見えます。ツィ~~・・・・・ツィ~~・・間違いなくエゾビタキの鳴き声です。たった一羽で来ていました。

彼が居なくなった後、更に上まで上がって30分後に降りて来ましたが彼の姿はありません。次は坊主山~塚野山~奥のカラスザンショウの場所までチェックしていきましたが、他のエゾビタキに出会うことはありませんでした。

エゾビタキは、これから順次到着して来るものと思われます。

証拠写真ですが、今秋一番乗りで到着したエゾビタキ

ミヤマウズラ

トラノオスズカケ

キセワタに蜂

坊主山に新入りのゴジュウカラ


まだまだ秋雨前線の影響で、ぐずついた天気が続きそうです。

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早朝からの県民の森は久し振りでした。

小鳥たちはトヤを終わった個体から、少しずつ元気が出ている様です。

中にはまだまだトヤ中の小鳥も見られますが、暫くすると綺麗になります。

停滞前線が九州の南側にあるので、暑さも和らいでいる数日です。

シジュウカラ、今年生まれのオス若と思います

ヤマガラ、いつもの子ですがトヤも終わっています

ヒガラ、今年生まれの若?・・・トヤ真っ盛りの成鳥?

ゴジュウカラ、トヤが終わって綺麗になりました

夏鳥のセンダイムシクイ

夏鳥のオオルリ メス

夏鳥のキビタキ メス

アオゲラの今年生まれのオス若と判断


ヤイロチョウを求め沢を2回程遡行。倒木の山ばかりで体力続かず断念しました。
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2時間ほど山でゆっくりしていました。

この界隈で生まれたオオルリのオス若が、フライングキャッチしていました。

その近くにヒヨドリの今年生まれの若が来て、何かしきりに鳴き叫んでいます。

面白かったのは、キビタキのメスが執拗にゴジュウカラを追い回していた事。

ゴジュウカラに何かの恨みがあるのかも知れません。

以前、キビタキがアカショウビンに猛アタックしていたのを思い出しました。

この時は子連れのキビタキだったので、仔を守る行動と判断していました。

それから考えると、ゴジュウカラは木の幹を歩きながらエサを探すのですが・・

その行動が、キビタキの巣を攻撃する侵入者と思ってキビタキが攻撃した?

・・・近くにキビタキが営巣している可能性も否定できませんね。

オオルリ、今年生まれのオス若です

こちらは煩いヒヨドリの若

キビタキはゴジュウカラへ盛んに威嚇していました

威嚇するキビタキに、たじたじのゴジュウカラ

強いお母さんです


今日の山は、なんだかんだと生気に満ち溢れていました。
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一ヶ月ほど前、ヤマセミおじさんから連絡。

「ヤマセミの親仔が良く来るようになった」

嬉しい連絡ですが、今年は県民の森でヤイロチョウが繁殖行動??

山のチェックの方が忙しく、河原のチェックは今日が初。

5時の日の出前には基地へ入り、8時まで待ちましたがヤマちゃんは来ません。

5時30分頃に上流で何度か鳴いていたのですが・・・

7時までに、旅立たなかったオシドリのメスが上流側から来ただけ。

それとカワセミのオス若が数回にわたり朝の挨拶です。

仲間のYさんもやってきた早朝でした。

たてがみの綺麗なオシドリのメス。あなたは冬鳥ですよ・・

カワセミのオス若、かなり綺麗になっています

この止まり木はヤマセミのレストランですが・・


水中の石は苔の付き方が例年より良い感じ、秋に期待しています。
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まだまだ梅雨が明けない大分県です。

県民の森のいつもの場所、数日振りにチェックに入ると・・・

7月に入ってから一度も見なかった、この場所をテリトリーにするクロツグミに出会いました。最初は奥さんと一緒に現れてエサを啄んでいましたが、その後は父ちゃんだけが2回程やって来ました。時期的に子供が巣立っている頃だと思うのですが・・・

父ちゃんは、最初と2回目は沢山のエサを咥えて飛び去りました。最後の一回だけは自分でエサを食べ歩いていましたが、まだ子育て中なのでしょうか?

数年前の子供達との出会いの再来を期待しています。

県民の森から望む由布岳・鶴見岳・高崎山(左から)

この場所の住人の父ちゃんです(5月から住んでいます)

隣の沢沿いにいる侵入者のオスです(7月14日の侵入でした)

まだまだ沢山のエサを咥えて飛び去りました


梅雨が長引いて、沢の水は増水傾向のまま。台風12号の動きが気に成ります。
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今年2回目のコジュリン観察。

奥の方まで二人で行ってみると・・・オスのコジュリンが警戒して飛び回っています。この場所で巣の近くに人が訪れるのは、彼にとって初めてなのでしょうか?

ゆっくりと間合いを取りながら観察していると、メスが草原の一ヶ所へ・・・メスが飛び立って暫くすると今度はオス。写真を見ると虫を咥えていました。

子供にエサを運んでいます。

暫く彼らを見た後、少し近づいて待っていると、オスは時々警戒鳴きと思われる声を出しますが、相変わらずの子育て。

周囲には囀っているコジュリン達がいますが、子育て中のオスは地鳴きのみ。時期的に遅いので2番仔の子育てでしょうね。という事はエサもまだまだ豊富にある証拠。

・・・お邪魔しました。ありがとう。

子育て中の夫婦

働き者のお母さん

お父さんです


無事の巣立ちを願っています。
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台風前の今朝、今年も阿蘇のコジュリンに会ってきました。

最初の入り口にはカキランが10数株、終盤の株が多い。

2番目の入り口手前では、キツリフネソウの群生が見頃です。

3番目入口の土手と2番目の奥を跨いで居る、一羽のコジュリンを撮影。

3番目の奥にも一羽が居ましたが、更に奥へと飛び去りました。

4番目の入り口近くにはフレンドリーな一羽が居て、かなり近づけます。

道を挟んで、北側からもコジュリンの鳴き声がしています。

コヨシキリの鳴き声は2ヶ所でしたが、コジュリンはいつもと同じくらいの数。

全体的にユウスゲは少ないですが、今年は開花が早いです。

最初に撮影した子は白い眉半が僅かにありました

これからは4番目入口のフレンドリーな子です

ワラビの上で鳴いていました

羽繕いをするほど余裕を見せます

止まったユウスゲが、コジュリンの重さで倒れました


毎年この光景を見るのが楽しみです。
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