磯のグレ釣りが好きな大分の釣り師、池永祐二。2006年からの“磯にはいつも夢がある”を継いでいるブログです。還暦を過ぎ、現役から一歩退いた形になりましたが、釣行記や趣味としての鳥見などを主体に、自然の素晴らしさを記録しています。
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県民の森入り口が道路工事の間には通行止め。迂回していると二人の鳥見仲間に出会った。話を聞くと、「ヤマカガシが獲物を呑んで傍に居て、石を投げて追い払おうとしても逃げなくて、頭を隠しているから諦めてこちらが退散した」

その場所は私がサンコウチョウ用に造った水溜まりがあり、撮影ポイントの一つで多種の小鳥達が水場を利用している所。少し前にはアオダイショウが来ていたのに、現在何度か目撃しているのはヤマカガシらしい。

アオダイショウは小鳥の巣や小鳥も襲いますが、ヤマカガシはカエルなどの両生類を好んで捕食す蛇です。

でも今回のヤマカガシは、写真よりももっと大きく膨らんだお腹で現れたとの事。この場所にはカエルは少ない。モグラやネズミも見ていない事から、ヤマカガシのお腹の膨らみから小鳥を呑んだと私は判断しています。

ヤマカガシを殺して、お腹の獲物が鳥かどうか確認したかったのも事実です。もし推測通り鳥を呑んでいたら学術的にも貴重と思いましたが、せっかくの獲物で満足しているヤマカガシを殺すことは出来ませんでした。

自然を知らない人たちは、毒性の強さからヤマカガシを危険視していますが、私は違います。臆病なヤマカガシは人が近づくと真っ先に逃げます。追っかけて手で摑まえるのも難しいので、手を出さずに普通の生活なら危険はない。

私が子供の頃に見たヤマカガシは、ツチガエルを咥えて逃げた個体を一度だけ。また、ヤマカガシの尻尾を掴んでグルグル回してポイと捨てる遊びを何度もやっていた。その最中に一度だけ靴の紐を噛まれた事が有っただけ。

日本本土で一番危ないのは、逃げる事が極端に少ないマムシだけ。渓流釣りで手を掛けようとした岩にマムシが居たり、歩いている時にマムシの威嚇音で立ち止まり踏まなかった事など、山で手足を置く場所の確認は怠らない事です。

このヤマカガシ、1.1mくらいの大型で赤模様が綺麗だった

仲間曰く、お腹の膨らみがかなり小さくなったとか

獲物がカエルだとヒキガエルの可能性有り


自然界は常識が通用しない事が多く有るので、常に疑問の視点を持つこと。
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ヤマカガシ、熊本では「小豆(あずき)ヘビ」と呼ばれ子どもの頃は沢山いました。捕まえてヘビ屋さんに持ち込み、貴重な小遣い稼ぎをしてました。ここ十数年見ることがなく、懐かしく画像を拝見しました。カエルもヘビ類も少なくなり、増えたのはミシシッピーアカミミガメとスッポンくらいです。
中山 2024/08/17(Sat)00:00:27 編集
50年前と現在は全く違いますね
人間社会が充実?するほど、周りの自然環境が変化して昔の面影が無くなっていますね。
イシガメからスッポンやミシシッピアカミミガメなどに変わって、岩や石が無くなり砂だらけの川。 この様な変化も致し方無いのでしょうか? かなり残念に思っています。
カンダイな人 2024/08/17(Sat)19:14:12 編集
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